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安田幸吉 設計コース

安田幸吉が設計したゴルフ場を紹介。安田幸吉(1905年–2003年)は、日本のプロゴルフ界における先駆者であり、「日本ゴルフ界の聖人」や「プロゴルフの父」と称えられる伝説的な人物。東京・駒沢に生まれ、1913年に生家の近くに東京ゴルフ倶楽部ができたことをきっかけに、少年時代からキャディとしてゴルフの世界に足を踏み入れました。17歳でプロ活動を開始。1929年には宮本留吉と共に日本人プロとして初の海外遠征(ハワイアン・オープン)を行い、17位に入る健闘を見せるなど、世界のゴルフを日本に伝えた功労者でもあります。日本オープンで3年連続2位(1928〜1930年)を記録するなど、実力は国内屈指でしたが、日本公式戦での優勝にあと一歩届かなかったことから「無冠の帝王」とも呼ばれました。一方で、クラブの製作や修理にも長けており、1927年には昭和天皇に献上するパターを製作するなど、その技術と信頼の高さは随一でした。戦後は、ゴルフの組織化と普及に尽力。1957年に日本プロゴルフ協会 (PGA) が設立された際には初代理事長に就任し、プロゴルファーの社会的地位向上と育成の基盤を作りました。1991年にはゴルフ界で初めて勲三等瑞宝章を受章、2013年にはその功績が称えられ、日本ゴルフ殿堂入りを果たしています。コース設計家としても類稀な才能を発揮。「コース造りは庭造り、下手な人でも楽しめるように」という信条のもと、小樽カントリー倶楽部や千葉カントリークラブ、水海道ゴルフクラブなど、全国で50以上のコースを設計・監修。彼の設計は「柔らかな表情」を持ちながらも、要所にバンカーを配するなどプロには戦略的な難しさを突きつける絶妙なバランスが特徴です。98歳で没するまで生涯をゴルフに捧げた安田幸吉。その温厚な人柄と不屈の精神は、現在の日本ゴルフ界にも深く根付いています。

安田幸吉 代表的な設計コース


小樽カントリー倶楽部 新コース

小樽カントリー倶楽部新コースは、安田幸吉が手がけた数多のコースの中でも、その設計哲学が最も先鋭的な形で結実した最高傑作の一つです。安田の信条である「コース造りは庭造り」という美学は、この平坦な銭函の砂丘地において、自然の猛威を戦略性に昇華させるという形で体現されました。安田がこの地に挑んだ際、最大の特徴としたのは、平坦ゆえに逃げ場のないレイアウトに、石狩湾からの重い海風を「15番目のクラブ」として組み込んだ点です。安田は無理な土木工事で地形を変えるのではなく、土地本来の微細な起伏を活かし、要所に池やバンカーを配することで、視覚的な美しさと同時にプロをも震え上がらせる「小樽の壁」を築き上げました。派手な造形に頼らず、風と芝目、そして地形の呼吸を読み解くことを強いるその設計は、まさに安田幸吉による、自然への深い畏敬と挑戦状そのものと言えるでしょう。「小樽カントリー倶楽部 新コース 詳細」。

 

鹿島の杜カントリー倶楽部

安田幸吉がその情熱を傾け、自然の造形を芸術の域まで高めた、彼の設計における「白眉」とも言えるコースです。安田の代名詞である「コース造りは庭造り」という柔和な言葉の裏に、プレイヤーの技量と精神力を極限まで試す峻烈な戦略性が秘められています。特筆すべきは、安田がこの広大な茨城の地に刻んだ、日本屈指のモンスターコースとしての顔です。全長7,700ヤードを超える圧倒的な距離を持ちながら、決して単なるパワーゲームを許さないのは、安田が仕掛けた緻密な罠があるからに他なりません。一見、優美な松林に守られた「庭園」のような静寂が漂いますが、そこには地形を熟知した者だけが設計し得る、一打の妥協も許さない過酷なルートが引かれています。「美しい庭で、己の知性と対話する」。安田幸吉が遺したこの聖域は、今も挑戦者の魂を震わせ続けています。「鹿島の杜カントリー倶楽部 詳細」。

 


安田幸吉 設計コース一覧

No コース名 所在地

開場年

コースレート

他設計者 

1 旭川国際カントリークラブ 北海道

1965

73.6

2 ツキサップゴルフクラブ 北海道

1974

74.2

3 小樽カントリー倶楽部 新コース 北海道

1974

75.8

D・パスクーツォ

4 八幡平カントリークラブ 岩手県

1962

71.4

小林光昭

5 表蔵王国際ゴルフクラブ 宮城県

1965

71.9

6 新たいらカントリークラブ ※閉鎖 福島県

1967

7 新ユーアイゴルフクラブ ※閉鎖 栃木県

1975

川村四郎

8 ひととのやカントリー倶楽部 栃木県

1991

川村四郎

9 アパリゾート栃木の森ゴルフコース 栃木県

2002

10 水海道ゴルフクラブ 茨城県

1964

11 鹿島の杜カントリー倶楽部 茨城県

1994

76.1

川村四郎

12 ゴルフ5かさまフォレスト 茨城県

1985

73.7

川村四郎

13 甘楽カントリークラブ 群馬県

1975

72.7

14 ローズベイCC ※閉鎖 群馬県

1975

15 千葉カントリークラブ梅郷コース 千葉県

1959

74.2
16 CPGカントリークラブ 千葉県

1961

17 太平洋クラブ八千代コース 千葉県

1961

18 長南カントリークラブ 千葉県

1978

川村四郎
19 千葉夷隅ゴルフクラブ 千葉県

1979

74.9 川村四郎
20 茂原カントリー倶楽部 (監修) 千葉県

1987

72.1 和泉一介
21 平川カントリークラブ 千葉県

1988

74.1 川村四郎
22 カメリアヒルズカントリークラブ 千葉県

1990

71.7 川村四郎
23 山武グリーンカントリー倶楽部 千葉県

1994

川村四郎
24 長南パブリックコース 千葉県

1995

25 高麗川カントリークラブ 埼玉県

1972

72.5
26 寄居カントリークラブ 埼玉県

1978

72.4
27 北武蔵カントリークラブ (監修) 埼玉県

1979

71.1
28 川口市浮間ゴルフ場 埼玉県

1983

29 森林公園ゴルフ倶楽部 埼玉県

1990

72.8 川村四郎
30 PGM武蔵ゴルフクラブ 埼玉県

1990

川村四郎
31 多摩カントリークラブ 東京都

1962

72.0
32 小田急藤沢ゴルフクラブ 神奈川

1960

33 葉山国際CCダイヤモンドコース 神奈川

1963

71.2
34 大月カントリークラブ 山梨県

1985

富士緑化
35 小渕沢カントリークラブ (監修) 山梨県

1989

竹中土木
36 富士リゾートカントリークラブ 山梨県

1999

鹿島建設
37 日本平ゴルフクラブ 静岡県

1961

38 浜名湖カントリークラブ 静岡県

1961

72.7
39 富士グリーンヒルゴルフコース 静岡県

1971

71.6 曾谷正
40 掛川カントリークラブ 静岡県

1974

41 富士ヘルスカントリークラブ 静岡県

1975

曾谷正
42 リバー富士カントリークラブ 静岡県

1976

70.9
43 菊川カントリークラブ 静岡県

1976

72.0
44 御岳ゴルフ&リゾートホテル 長野県

1955

三浦一美
45 鹿島南蓼科ゴルフコース 長野県

1973

71.7 三浦一美
46 松本浅間カントリークラブ 長野県

1989

72.0 川村四郎
47 能登カントリークラブ 石川県 1968 74.5  戸張捷
48 敦賀国際ゴルフ倶楽部 福井県 1962 74.5  
49 ダイヤモンド滋賀CC 滋賀県 1991 72.6 川村四郎
50 広島みずほカントリークラブ 広島県 1978 73.2
51 夜須高原カントリークラブ 福岡県 1974 73.5 川村四郎
52 美々津カントリークラブ 宮崎県 1967 72.8
53 さつまゴルフリゾート 鹿児島 1991 73.9 川村四郎
54 かごしま空港36カントリークラブ 鹿児島 1974 73.5 陳清波

ゴルフ名称の変更や閉鎖しているゴルフ場があります。福島県の新たいらカントリークラブは震災の為閉鎖。栃木県の新・ユーアイゴルフクラブは閉鎖。群馬県のローズベイカントリークラブは閉鎖。静岡県の掛川カントリークラブは旧・ミオス菊川カントリークラブ。長野県の御岳ゴルフ&リゾートホテルは、旧・木曽御岳カントリークラブ。広島県の広島みずほカントリークラブは、旧・広島東映カントリークラブ。鹿児島県のさつまゴルフリゾートは、旧・インターナショナルゴルフリゾート京セラ

安田幸吉 設計コースランキング

開場の古いランキング

 

  • 1位 御岳ゴルフ&リゾートホテル (1955年)
  • 2位 小田原藤沢ゴルフクラブ (1960年)
  • 3位 CPGCC,太平洋八千代コース,日本平ゴルフクラブ,浜名湖CC (1961年)

 

難易度ランキング ※コースレート

 

  • 1位 鹿島の杜カントリー倶楽部 (76.1)
  • 2位 小樽カントリー倶楽部新コース (75.8)
  • 3位 千葉夷隅ゴルフクラブ (74.9)

 

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